About
食をテーマにした交流を通じて
「美味しいシェア」を生み出す、
課題解決型のコミュニティプロジェクト
NEIGHBOR FOOD PROJECTは、千葉県八千代市の米本団地内にある元銀行建物をリノベーションして生まれた拠点「NEIGHBOR FOOD PLACE」を中心に、団地住民や地域住民が交流することで地域の課題を解決していく、新しいコミュニティプロジェクトです。
コンセプトは「美味しいシェア」。NEIGHBOR FOOD PLACEでは、八千代市産の旬の野菜や果物を使ったメニューが楽しめるレストランや、産直野菜の販売のほか、団地で暮らす人たちにお弁当やお惣菜を届ける「旬・食菜便」、飲食スペースや緑豊かな屋外空間を活用したコミュニティイベントも定期的に行うことで、ヒトとヒト、ヒトと食、ヒトとコトをつないでいきます。
Issue 課題
1970年に建てられた米本団地は、建築から50年以上がたち、団地住民の高齢化が進んでいます。全106棟もの大規模な団地で、駅から離れた立地にあるため、飲食店やスーパーといった食のインフラ拠点が少なく、買い物困難者も多いという問題を抱えていました。
近年では、単身世帯や共働き世帯の増加にともなう孤食や栄養の偏り、十分に食事をとれない子どもたちの存在も明らかになっています。さらに、高齢化やファミリー世代の減少によって、かつて団地内にあった住民同士の交流は希薄になり、世代間や団地の内外をつなぐ新たなコミュニティづくりが求められていました。
Purpose 目的
こうしたさまざまな問題を解決し、安心して住み続けられる環境つくるため、NEIGHBOR FOOD PLACEの建物所有者でもある日本総合住生活株式会社と、八千代市で活動するNPO法人わっかが連携して、NEIGHBOR FOOD PROJECTはスタートしました。
食をテーマに、若い世代や子育て層、シニアなどすべての団地住民が集い、気軽に交流できる場をつくること。そして、野菜や果物といった地域資源を活かした美味しい食事を提供すること。
他にも、子どもたちに食事を寄付する「美味しいシェア」や、有償ボランティア「ゆいのわ八千代」や見守りなどを連携させた宅配サービス「旬・食菜便」を実施するほか、余った食材を加工・販売することで、フードロスの軽減にも取り組んでいきます。